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原英莉花がジャンボから掛けられた“金言“集
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今年の国内女子ツアーで『日本女子オープン』と『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』の公式戦2試合を制し、昨年から大きく飛躍した原英莉花。その陰には、彼女にとっての節目でアドバイスを送ってきたジャンボ尾崎の存在があった。どのような言葉を贈ってきたのか改めて振り返ってみよう。
「何なんだよ、お前は! どうして崩れたのか、反省しなさい!」
――18年4月 ステップアップツアーの『ラシンク・エンジニア/RKBレディース』でプロ初優勝を飾った報告にいった時の第一声。
実質ツアー1年目となったこの年、下部ツアーであるステップアップツアーの開幕戦に勝利した原は、ジャンボからほめられるものと思いながら報告にいったが、まさかのカミナリを落とされたという。理由は優勝した前週に出場したレギュラーツアーの『アクサレディス』で最終日を6位タイの好位置で迎えながら、スコアを伸ばせず、16位タイに終わっていたからだった。その裏にはすぐ調子に乗る原の性格を考え、下部ツアーで優勝したぐらいで喜んでいるんじゃない、お前の主戦場はレギュラーツアーだろという思いが込められていた。浮かれ気分が一気に吹っ飛んだという原は、同年のプロテストに合格しただけでなく、賞金ランキング38位に入り、初シードを獲得した。
「誰でもラッキーで勝つことはある。大事なのは2つ目の勝利をとらえにいかなくてはならない! それが一番大事!」
――19年6月 『リゾートトラストレディス』でツアー初優勝を飾った際に、原に贈ったメッセージ
ゴルフ界では初優勝よりも2勝目のほうが難しいと言われるが、そのことを真っ先に伝えた言葉。やはり、原の性格を知っているからこそ、安心するなという意味が込められている。この年は春先から調子が上がらず、優勝争いに絡むことが少なかった原だが、4月にはジャンボからダウンスイングでクラブが寝て下りてくることを指摘されたことでショットの調子を取り戻しつつあった。さらに、原のパッティングが今一つだったことに気づくと、1インチ長いパターをトーナメント会場に送り届けた。この時、原は「もっと姿勢をよくして視野を広くしなさいという意味が込められていると思います」と語っていたが、要所で修正するヒントをもらっていたからこその勝利だった。
「お前、来週オープンじゃないかよ!」
――20年9月、翌週に日本女子オープンを控えた原にナショナルオープンの重要性を説く
開幕から今一つ調子の波に乗れず、自信なさげにジャンボ邸で練習していた原に喝を入れる意味も込めて、ナショナルオープンの重要性を語った。日本女子オープンの価値を再認識した原は勝つんだという強い気持ちで大会に臨み、見事優勝を飾る。
「英莉花はパッティングさえ良くなれば、トッププレーヤーになれる。今回のこの緊張の中でいいプレーができたのも、その証拠である」
――20年10月、日本女子オープンで優勝した後に贈ったメッセージ。
前週にショットの調子が悪いとジャンボに訴えた原。しかし、ジャンボからは「1ラウンドで30パットも切れないのに、何がショットだよ!」というつれない返事が。それでも普段以上にパットの練習に集中したことで、本戦での3パットは一度だけ。4日間すべて20台のパット数を記録し、あらためてパッティングの重要性を感じた。ジャンボにしては珍しく原のことをほめたメッセージだが、今後もパッティングの大切さを忘れないようにという意味も込められている。
「お前、そんなにトップの位置が低かったか? ここだよ」
――20年11月、『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』の前週に、原のスイングを見たジャンボからのひと言。
前週の試合を足のケガで棄権した原。今年の最終戦を前にジャンボ邸にいったところ、原のスイングを見たジャンボからすぐにチェックが入った。バックスイングでクラブフェースを開きながら上げることで、スイング軌道がフラットになり、トップの位置が低くなっていたのだ。フェースを少し閉じ気味にしてアップライトの軌道で振ったところ、トップの位置も高くなり、イメージ通りのボールが打てるようになった。それを見て「お前も単純だな」と笑ったジャンボ。本戦では初日から首位を譲らない自身初の完全優勝を飾った。
ジャンボと原はコーチと選手の関係ではなく、あくまでも師弟関係である。したがって、手取り足取りで指導することはなく、その都度、必要最低限のヒントを与え、原自身に考えさせることが多い。技術的なことだけではなく、トレーニングやメンタルの重要性も説き、原が持つポテンシャルを引き出そうとしている。原もジャンボのことを心から尊敬しており、まさに理想的な関係だといえる。
文●山西英希
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